「…え」 「昼休み、告白されたんだよ」 隣を見ると、前に広がる田んぼをぼうっと見つめる衣純の姿が目に映る。 こんな風にずっと私の視界には衣純しかいなかったのに。 「隣のクラスの松井さん。委員会同じでさ、時々話す仲だったんだけど」 好きだって。 付き合ってくださいって。 そこで言葉を止めた衣純の気持ちはわからない。 衣純が見ている人もわからない。