二人だけの秘密

「ラッキー、ちょうど来た」

僕がバス停に着いた途端、市バスが走って来た。

「………」

後ろのドアが開き、バス停で待っていた人たちが乗車する。それに続いて、僕も市バスに乗車する。

市バスの中は冷房が効いており、Tシャツの染み込んだ汗が乾く。

「………」

僕は、空いている座席に腰を下ろす。それとほぼ同時にプシューという音が鳴り、後ろのドアが閉まった。
そして、バスが発車した。

「本当に夢で見た通り、美希さんは死んでしまうのか………?そして美希さんも、あの爆サイの掲示板に書き込まれてしまうのか………?」

バスの揺れが心地よく、睡魔が襲う。そのバスの車内で、僕は美希さんのことを考えていた。

美希さんと会えなくなったのと同時に、夢も見なくなった。