「いらっしゃいませ」

自動ドアが開き、中からコンビニ店員の声が聞こえてきた。

「涼しい」

店内は、程よく冷房が効いていた。暑くもなく、寒くもない。ちょうど、涼しい。街の人々の服装も、夏らしくなっていた。

「……」

僕はコンビニの一番後ろに設置されている、冷蔵庫に向かった。冷蔵庫の中身は、たくさんの飲料水が冷たく冷やされている。

「あった」

僕はたくさん冷やされている飲料水の中から、ペットボトルの水を手に取った。キンキンに冷えた感触が、僕の右手に伝わる。

「それと、アイスだよな」

僕はペットボトルのお水を握り締めたまま、アイスコーナーに向かった。たくさんのアイスが冷凍されており、冷たい冷気を感じる。

「これにするか」

たくさんのアイスの中から、僕は棒付きのチョコアイスを手に取った。そして、レジに向かった。