二人だけの秘密

「爆サイなんて、私は知らない。同じ仕事仲間なら、なおさら私はネット上に書かない」

四条河原町のバス停で降りて、僕は美希さんが働いていた風俗店に向かった。

京都の街はすっかり春らしい気候になっており、日中のこの時間帯は暖かい。

「………」

険しい表情で書き込みのことを否定する松岡店長を見て、僕は口を真一文字に結んだ。

いつもにっこりと笑顔で接客してくれていたが、初めて見る険しい顔に僕は少し怖かった。
待合室にお客さんはおらず、お客さんが来るまで僕と話をしてくれることになった。