服がめくれて無防備に寝る姿



毎朝向かい合って食べるご飯



一緒に歩く学校までの道



私は深いため息を吐いた



「ん?どうしたんだ、佳代」



そんな私のため息さえも心配する優しい声



「別に…」



私にはその心配する声でさえ気持ちを抑えきれなくてぶっきらぼうに答える



「最近、家に帰った後も勉強頑張ってるもんな。今度なんか食べに行こうか。」



こいつの存在は本当に私に悪い。
存在だけじゃない、声だけでも私の心臓は持たないんじゃないだろうか。