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「…ん…っ、」
「…奏音?…まったく、
今度はのぼせて倒れるなんて…」
「ばっかだなぁ…」
呆れたように言う結衣ちゃん、馬鹿にするように言う恵ちゃん。
…あたし、また倒れてしまったんですか…
「…本当、すみませんです、」
ゆっくりとまた起き上がって周りを見渡してみる、
…んっ!?
「…あ、あの…、どちら様ですか?」
寮生共同で使う保健室のベッドで寝ていたあたしの隣の椅子に座っている結衣ちゃんと、その隣にいる恵ちゃんと…
その他の四人は誰ででしょうか…?
誰…?
…あれ…っ
「はぁ…っ?
お前どちら様じゃねぇーだろーが!」
ひえぇっ!!
「…ちょっと~、蓮二、女の子には優しくしなきゃ…、ねぇ?」
「そーだよぉ!!
…でも、一日に二回も倒れるなんておっもしれー奴だな!」
何…?
いったい…、なんなんですかぁ!?

