【短】恋がはじまるそのときは、




拝啓、優にぃへ


優にぃの笑った顔が好き。


優にぃの優しいところが好き。


優にぃの無自覚たらしなところが嫌い。


……嘘、やっぱり好き。


優にぃのことを想うと、


胸がきゅんとして苦しくて、


たまに切なくて寂しくて、


でもやっぱり幸せで。


これが、わたしの片思い。


実るかもしれないし、


実らないかもしれないけど、


でもやっぱり好きだから。


わたしはこれからも優にぃに言うね。


“大好き”って、


いつかあなたが


振り向いてくれますようにって


願いながら。


そして、優にぃの恋がもし、


もしもはじまることがあるのなら。


恋がはじまるそのときは、


わたしがそばにいたいから。


これからも、大好きな優にぃの


そばにいさせてね。


【end】