朝日が顔を出して、また一日がはじまった。 わたしの一日は、大好きな大好きなあの人に会ったときからまわりはじめる。 「あ!優にぃだ!!!」 お母さんに行ってきますのあいさつをしてガチャっとドアを開けると、向かいの家からわたしと同じようにドアを開けてでてくる人。 通称、優にぃ。 優にぃはわたしの幼なじみ。 幼なじみといっても、6つも年が離れているから、お兄ちゃん的存在。