電話を切ったら一気に静かになって、部屋の温度が急に冷えたみたいだった。 学校ないはないで、さみしいな。 それに、陽介に会いたいし…… ……って何思っちゃってるんだろ! 「今のなし!今のなし!」 誰かが聞いている訳でもないのに大声で今の思考をなかったことにする。 その横でケータイがなった。