陽介のその顔を思い浮かべていたら、

咄嗟におぶられた時のことを思い出した。



意外と大きかった背中。



広かった肩。



強かった腕。



私の胸の中に今まで陽介に感じことのない何かが湧き上がってきた。




これは…



なんだろ?