あぁ陽介だ。



私が責任を感じないようにしてくれたんだ。



小さい頃から陽介は変わらない。



いつも軽口をたたくけど、陽介はとても優しい。



「幼なじみ思いで優しいのね」



「そんなんじゃないです」



照れ笑いを隠している陽介の顔が思い浮かんだ。



きっと今、そんな顔をしている。