「森の中にあるんだよ俺の家は。」 子犬は説明すると膝の上から退き 子犬から人の姿へと変われば私の背後を指差す。 私はゆっくりと立ち上がり 指差した方を見るように振り返る。 するとそこには 月明かりに照された真っ黒な屋敷が建っている。