ガラッーーーっ

ザワザワ…

おお~、もうけっこー人がいるねぇ~

なんてのんきに思ってるけど……。

ハイ。……知り合いが一人もいません……



ガラッー

ええっ!もう先生入って来たの!?

もうこれで全員???

知り合いいないんですけどお~…

「おい、お前ら~、席につけ~」

ええ~…ホントにこれで全員なの~???

「ハイ。席ついたな~。俺はこのクラスの担任の橘奏《タチバナ カナデ》だ。まあ、テキトーによろしく~」

おぅ…先生と字は違うけど、同じ名字だ…

「ハイ。これから、軽ーく自己紹介して、解散な~じゃあまず、主席番号1の男子から~」

「あっ、はい。1番の~」

…………まじか~、誰も知り合いがいない…こんなことってある?

えっ、でもでも、私の隣の席の人まだ来てない!

もしかすると、知り合いかもしれないっ!

こーゆーときは、希望を持ちましょう!!!

ガラッー

来たかな…???

私は、期待をもってドアの方を見た。