桐子は女の子・・・。


植物標本を作る。

うまく行かない・・・


いいえ。
桐子は途中まではうまく作っていたのです。ところが自分が貧乏だと気づくと、最後の段階で「見栄えがいい用紙」を採用出来なかったのでした・・・

ミューが同情したような表情を浮かべます。


桐子はその夏の思い出をそっと本棚へと仕舞ったのでした・・・

猫が鳴いています。アパートでうたた寝していた桐子ははっとしました。


ひとびとや動物がいること・・・