「 里穂また明日ねー!」



「 うん!ばいばーい! 」



部活も終わり、みんな次々に家に帰る。


私達バスケ部はほかの部活よりも練習時間が長くて、いつも完全下校時間ギリギリになってしまう。



先生に怒られないよう、みんなすぐに帰路につくのだ。








「 おーい、一緒に帰ろうぜ 」




ビクッと体が震えた。


今は、会いたくなかったのにな…。




声のした方を見ると、私の予想していた人物がいた。


私の大好きな人…。




「 隼人… 」