次の日の夜私は同窓会に向かった

会場は居酒屋

こんな田舎町にオシャレなホテルやレストランはない

私は居酒屋の前に着くと大きく息を吐いた

3年ぶり再会

たった3年かもしれないが私にとってはとても長い年月だった

この3年間ろくに地元に帰ってこなかったから地元の子たちには卒業してから1度も会っていなかった

私が居酒屋の前でもたもたしていると

「え、もしかして… 美里…?」

聞き覚えのある声がして私は後ろを振り返った

「あ、葵⁉︎」

「やっぱ美里じゃん! 久しぶり!」

葵は私に抱きついた

葵とは小.中.高とずっと一緒で一番の友達だった

そんな葵でさえ3年振りの再会となった

「よし! 今日は語るよ〜 飲むよ〜」

葵は私の腕を引っ張った

相変わらずな葵に少しホッとした