「おじゃまします!」

今日は悟と私の家でお泊まり

悟は実家暮らしだからたまに私の家に泊まりに来る

「ご飯作るから待ってて」

1人暮らしを始めて3年

料理の腕もだいぶ上がった

「なぁ、美里 これ出さなくていいのか?」

「え、なに?」

私は濡れた手をタオルで拭いてリビングに向かった

悟が手に持っていたのは同窓会のハガキだった

「あー、それか まだ行くか迷っててさ」

「え、行けばいいじゃん せっかくだし地元帰ったら? 最近実家帰ってないだろ?」

「まぁ、確かに」

「なら行って来いよ!な!」

「わ、わかったよ」

悟の押しにはいつも逆らえない

私は次の三連休を使って地元に帰ることを決めた