目の前が真っ白に染まっていく感覚


というか・・・・


「まぶしい…」


目の奥が痛くなる感じがして、自然に眉間にしわがよる


ルームメイトが電気つけたのかなぁ、それとももう朝?

でも、朝日ってこんなにまぶしかったっけ


うっすらと目を開けると誰も電気なんてつけてなかったし、朝日は昇るどころか外は真っ暗


光の諸悪の根源を探して薄目のままあたりを見回すも、どこもかしこも真っ暗でというか自分の近くかな


寝相悪くて電源入れたのかな…

パッとヘッドライトを確認しても、それはまだ沈黙を保ったままで


にしてもまぶしい…


目をこすろうと手を目の前まで持ってきて目がくらんだ、目が冴えた


というか、目をこするどころの話じゃない!


「な、なんで手がってか私が光ってるの…?!」


息が漏れるように吐き出した言葉は、ふわりと空気に解けていった


いやいやいや!!私中二病でもないし、ただの女子中学生なのになんで⁉


てか、なんか透けてるし⁉


「ちょ、まって⁉死にたくないよ!!?」


なんて私の言葉さえもどこか遠く聞こえて訳も分からないまま、だんだん意識が遠のいていった


時計の針は0:00丁度、なんてこと私がわかるはずもなかった