「ちょ………何言って…」
約束が破綻するの早すぎる。
「よく考えたら俺、隠し事とかできない」
ごめん、と苦笑した航は可愛いけど。
可愛いけど職場なんだよここは!!
「逢坂、まじ?結構ドン引き…………」
先輩方が騒ぎ出して航がため息をついた。
「まじです。素直で頑張り屋で強がりな荒木結が大好きなんでそっとしといてください」
行こ、と手を伸ばされて思わず握ると嬌声が響いた。
やばいよやばいよ。
私刺されるよ。
まだ10分も余裕あるけど休憩室を出た。
廊下を歩いていても騒いでる声が聞こえて、私いじめられるんじゃないかな、と思う。
「…ごめんね。バレちゃって」
「いや……………」
あれはバレたんじゃなくてバラしたんだよ!
なんかもう、どうしよう。
お先真っ暗。
「お前らオープンか?」
突然後ろから声をかけられてビクッとしてしまった。
「おはようございます。そうです」
焦った様子のない航が短く答えた。
「ふーん。お前頭良さそうだからちょっと手伝え」
誰よ、この人。
出勤早々航を連れ去るなんていい度胸じゃない。
「あの、私は…」
「俺頭悪そうな女って1番嫌いなんだよね」
………………。
は?
約束が破綻するの早すぎる。
「よく考えたら俺、隠し事とかできない」
ごめん、と苦笑した航は可愛いけど。
可愛いけど職場なんだよここは!!
「逢坂、まじ?結構ドン引き…………」
先輩方が騒ぎ出して航がため息をついた。
「まじです。素直で頑張り屋で強がりな荒木結が大好きなんでそっとしといてください」
行こ、と手を伸ばされて思わず握ると嬌声が響いた。
やばいよやばいよ。
私刺されるよ。
まだ10分も余裕あるけど休憩室を出た。
廊下を歩いていても騒いでる声が聞こえて、私いじめられるんじゃないかな、と思う。
「…ごめんね。バレちゃって」
「いや……………」
あれはバレたんじゃなくてバラしたんだよ!
なんかもう、どうしよう。
お先真っ暗。
「お前らオープンか?」
突然後ろから声をかけられてビクッとしてしまった。
「おはようございます。そうです」
焦った様子のない航が短く答えた。
「ふーん。お前頭良さそうだからちょっと手伝え」
誰よ、この人。
出勤早々航を連れ去るなんていい度胸じゃない。
「あの、私は…」
「俺頭悪そうな女って1番嫌いなんだよね」
………………。
は?


