魂の抜けた航と騒がしいりんちゃんさんをベンチに座らせ、私たちは次の乗り物へ。
「あんたたち、ゆーちゃんに変なことしたらぶっ飛ばすからね。男を捨てる覚悟でいなさい!!!」
物騒なセリフを吐いて威嚇してくれたりんちゃんさんは優しい。
でも気が強すぎる。私はりんちゃんさんも怖いですよ…笑
「あんなに口悪かった?」
「いや、悪化した」
「珍獣じゃなくて猛獣の間違い」
そんなりんちゃんさんのことをヒソヒソと話す先輩たち。
その顔はとても楽しそうなものだった。
「ゆーちゃんさっきのジェットコースター怖かった?」
山野さんに聞かれて、全力で首を振った。
「あー全然乗れるタイプね」
「はい」
「じゃあ、お化け屋敷は?」
………。
………。
「わ、私もベンチに…」
言った瞬間、お三方の表情が怪しくなった。
「もしかして、怖いの?」
「おばけ、見たくない?」
「2、2で入れるからちょうどいいんだけど、どうする?」
荒木結、最大のピンチです。
「し…」
「し?」
「し…し………。
島田さんとは絶対嫌です!!」
絶対置いていかれるもん!!!
「は!?なんで!?」
ガハハハハッとつり目さんと山野さんに笑われた島田さんはポカンとしている。
「りんちゃんの存在が悪影響を与えてる!荒木ちゃんはこんなこと言う子じゃなかったのに!」
「あいつのせいにすんなよ、お前の人間性だろ。家電の時なんかしたんじゃねーの」
「何もしてない!したとしても解決したよね?」
「お?なんか心当たりあんの?」
「いや、真鍋ちゃんのことがあった時、嫌いって言われたんだよ」
あ〜…そういえば言ったかな。
でもそういうわけでは…。
「女ってのは許したって言っても許してねーからな」
「荒木ちゃん、そうなの!?」
「いや、ちが…」
「俺ってそんな嫌われてたのか…まじショック」
「ち、違います!ただ単に、置いていかれると思ったからで…」
「……え?」
「ブッガハハハハッ!!!ゆーちゃん最高!」
「それって俺だけ優しくない自己中みたいじゃん!」
「いいぞ!もっとやれ!」
そういうことじゃないけど……。
…はぁ。
「島田さんとでもいいです。ごめんなさい」
「ブッフ…ククク…。じゃあ俺と入ろ」
つり目さんが神様に見えてきました。
「いいよ、べっつに。女の子と入れなくたって。ね、山ちゃん」
「えー、置いていかれそうだからしまとは行きたくなーい」
完全に馬鹿にされてる私、惨め。
「山ちゃんまで!!いいよ!1人で入るから!もう!」
そうしていじけた島田さんは、本当に1人で入って行った。
「あんたたち、ゆーちゃんに変なことしたらぶっ飛ばすからね。男を捨てる覚悟でいなさい!!!」
物騒なセリフを吐いて威嚇してくれたりんちゃんさんは優しい。
でも気が強すぎる。私はりんちゃんさんも怖いですよ…笑
「あんなに口悪かった?」
「いや、悪化した」
「珍獣じゃなくて猛獣の間違い」
そんなりんちゃんさんのことをヒソヒソと話す先輩たち。
その顔はとても楽しそうなものだった。
「ゆーちゃんさっきのジェットコースター怖かった?」
山野さんに聞かれて、全力で首を振った。
「あー全然乗れるタイプね」
「はい」
「じゃあ、お化け屋敷は?」
………。
………。
「わ、私もベンチに…」
言った瞬間、お三方の表情が怪しくなった。
「もしかして、怖いの?」
「おばけ、見たくない?」
「2、2で入れるからちょうどいいんだけど、どうする?」
荒木結、最大のピンチです。
「し…」
「し?」
「し…し………。
島田さんとは絶対嫌です!!」
絶対置いていかれるもん!!!
「は!?なんで!?」
ガハハハハッとつり目さんと山野さんに笑われた島田さんはポカンとしている。
「りんちゃんの存在が悪影響を与えてる!荒木ちゃんはこんなこと言う子じゃなかったのに!」
「あいつのせいにすんなよ、お前の人間性だろ。家電の時なんかしたんじゃねーの」
「何もしてない!したとしても解決したよね?」
「お?なんか心当たりあんの?」
「いや、真鍋ちゃんのことがあった時、嫌いって言われたんだよ」
あ〜…そういえば言ったかな。
でもそういうわけでは…。
「女ってのは許したって言っても許してねーからな」
「荒木ちゃん、そうなの!?」
「いや、ちが…」
「俺ってそんな嫌われてたのか…まじショック」
「ち、違います!ただ単に、置いていかれると思ったからで…」
「……え?」
「ブッガハハハハッ!!!ゆーちゃん最高!」
「それって俺だけ優しくない自己中みたいじゃん!」
「いいぞ!もっとやれ!」
そういうことじゃないけど……。
…はぁ。
「島田さんとでもいいです。ごめんなさい」
「ブッフ…ククク…。じゃあ俺と入ろ」
つり目さんが神様に見えてきました。
「いいよ、べっつに。女の子と入れなくたって。ね、山ちゃん」
「えー、置いていかれそうだからしまとは行きたくなーい」
完全に馬鹿にされてる私、惨め。
「山ちゃんまで!!いいよ!1人で入るから!もう!」
そうしていじけた島田さんは、本当に1人で入って行った。


