香織もテレビを割っちゃった時、代わりに航が怒られたわけだけど…。
それをいいことに利用しようとなんて考えてないかな。
さすがにそんな悪じゃないよね。
どうしよう。私怖くなって来ちゃった。
「トイレ行ってくる」
問題の本人はのんきにトイレとか行っちゃうし…。いや、トイレは普通か。
なんかもう頭が働かない。
利用されてるんじゃないかって不安で仕方ない。
もしも利用するための人気者なんだとしたら、今すぐ教えてあげないと可哀想。
どうしよう…。
「荒木ちゃん?どしたの?」
「え?」
「怖い顔して」
気付けば島田さんに真っ直ぐ見つめられていた。
初めてこんなはっきり顔見た。
…じゃなくて。
この際聞いてみよう。
はっきりさせないと
「島田さんは航のこと………」
まぁ私は航の彼女だから本音なんか話さないだろうけど。
「ん?」
聞いてみるだけの価値はある。
「その…利用しようとか、その…ゴマをするっていうか…あの、なんていうか…」
やばい、見つめられて緊張するっていうか威圧感を感じる…。
「えっと、航のこと嫌いですか?」
「…………」
ストレートに聞きすぎたかな。
「…………」
「…………」
「…………」
え?なにこの沈黙。
「………え?なんて?」
…………………。
だめだ…話が通じな…
「あいつすっげー面白いじゃん。むしろ大好きだよ。見てて飽きないし馬鹿だし。利用もなにも、あいつ不器用だから俺が利用しようとしても使えねーぜ?だって俺のが頭いいし器用だから」
……………………ポカーン。
なんか、一気に力抜けた。
「なに?今の話聞いてて怖くなった?」
イタズラっ子のように笑う島田さんにやられた!と思う。
「そ、そういうわけじゃ…」
「いいじゃん。あいつがアホな分、荒木ちゃんが見ててやればさ」
「……………」
「荒木ちゃんかわいいね」
「人の彼女ナンパするのやめてもらっていいですかねぇ」
「!?!?」
一体いつからそこにいたのか、私の後ろから腕を回して来た航にびっくりする。
「なんだよ、今いいとこだったのに。もう少しで俺に落ちるとこだったよねー」
は、はぁーーー!?
全っ然そんな話ししてなかったじゃん!
後ろを振り向くと思ったより至近距離に航の顔があった。
「わ!?近い近い近い!毛穴レベルで見透かされるんで離れてください今すぐに!!!」
「えー、やだ」
ただでさえ近いのにもっとくっついてくる航。
顔が焼けるくらい熱いから本当、早く離れてください。
「俺の前でいちゃついてんじゃねーよ。しばくぞ」
「待って待って待って待って近い近い近い近い近い!!!顔が本当に熱いのでそれ以上は本当に!」
軽くテンパりながら航を押し退けようとするけど、体勢が体勢だからうまく押せない。
ぴと、とくっついたのはほっぺたとほっぺた。
「ほんとだ。熱いね」
満足そうに笑った航の顔が太陽のように眩しくて目眩がした。
それをいいことに利用しようとなんて考えてないかな。
さすがにそんな悪じゃないよね。
どうしよう。私怖くなって来ちゃった。
「トイレ行ってくる」
問題の本人はのんきにトイレとか行っちゃうし…。いや、トイレは普通か。
なんかもう頭が働かない。
利用されてるんじゃないかって不安で仕方ない。
もしも利用するための人気者なんだとしたら、今すぐ教えてあげないと可哀想。
どうしよう…。
「荒木ちゃん?どしたの?」
「え?」
「怖い顔して」
気付けば島田さんに真っ直ぐ見つめられていた。
初めてこんなはっきり顔見た。
…じゃなくて。
この際聞いてみよう。
はっきりさせないと
「島田さんは航のこと………」
まぁ私は航の彼女だから本音なんか話さないだろうけど。
「ん?」
聞いてみるだけの価値はある。
「その…利用しようとか、その…ゴマをするっていうか…あの、なんていうか…」
やばい、見つめられて緊張するっていうか威圧感を感じる…。
「えっと、航のこと嫌いですか?」
「…………」
ストレートに聞きすぎたかな。
「…………」
「…………」
「…………」
え?なにこの沈黙。
「………え?なんて?」
…………………。
だめだ…話が通じな…
「あいつすっげー面白いじゃん。むしろ大好きだよ。見てて飽きないし馬鹿だし。利用もなにも、あいつ不器用だから俺が利用しようとしても使えねーぜ?だって俺のが頭いいし器用だから」
……………………ポカーン。
なんか、一気に力抜けた。
「なに?今の話聞いてて怖くなった?」
イタズラっ子のように笑う島田さんにやられた!と思う。
「そ、そういうわけじゃ…」
「いいじゃん。あいつがアホな分、荒木ちゃんが見ててやればさ」
「……………」
「荒木ちゃんかわいいね」
「人の彼女ナンパするのやめてもらっていいですかねぇ」
「!?!?」
一体いつからそこにいたのか、私の後ろから腕を回して来た航にびっくりする。
「なんだよ、今いいとこだったのに。もう少しで俺に落ちるとこだったよねー」
は、はぁーーー!?
全っ然そんな話ししてなかったじゃん!
後ろを振り向くと思ったより至近距離に航の顔があった。
「わ!?近い近い近い!毛穴レベルで見透かされるんで離れてください今すぐに!!!」
「えー、やだ」
ただでさえ近いのにもっとくっついてくる航。
顔が焼けるくらい熱いから本当、早く離れてください。
「俺の前でいちゃついてんじゃねーよ。しばくぞ」
「待って待って待って待って近い近い近い近い近い!!!顔が本当に熱いのでそれ以上は本当に!」
軽くテンパりながら航を押し退けようとするけど、体勢が体勢だからうまく押せない。
ぴと、とくっついたのはほっぺたとほっぺた。
「ほんとだ。熱いね」
満足そうに笑った航の顔が太陽のように眩しくて目眩がした。


