「んー、いい天気。ね、侑斗」 私は大きく伸びをしながら隣を歩く幼馴染みの侑斗を見たが、彼はイヤホンをしたまま歩いて行く。 「いつか事故るぞー…」 すねた顔で私がそう言っても彼は振り向かない。 侑斗は結局、学校に着くまでイヤホンをしたままだった。