一方、孫が音に反応している頃、老夫婦の寝室でも怪奇現象が起きていた。
自家製のダブルベッドに身を寄せあって寝ていると、二人は同じ夢を見ていた。
真っ暗闇の中に立っている二人の足元には一匹の白蛇が体をくねらせ、近づいてくる。
老爺が蛇を殺そうと頭を踏んづけた。
足に感触はあるが、蛇は死なない。
今度は強く踏みつけた。
すると、蛇の体は炎に包まれ、老爺の体に巻きついた。
熱さのあまりもがく老爺を助けようと老婆が助太刀する。
蛇はより一層激しく燃え、そのまま二人を焼き尽くしてしまった。
周囲の異変を感じた夫婦が目を覚まし、夫は息子を妻は老夫婦を見に行った。
息子の布団をめくると、放心状態で何かに怯えている。
話しかけてみたが、返事をしなかった。
老夫婦は何故か黒こげになって死んでいた。
体から煙があがり、部屋中に生き物の焼ける嫌な臭いが充満していた。
自家製のダブルベッドに身を寄せあって寝ていると、二人は同じ夢を見ていた。
真っ暗闇の中に立っている二人の足元には一匹の白蛇が体をくねらせ、近づいてくる。
老爺が蛇を殺そうと頭を踏んづけた。
足に感触はあるが、蛇は死なない。
今度は強く踏みつけた。
すると、蛇の体は炎に包まれ、老爺の体に巻きついた。
熱さのあまりもがく老爺を助けようと老婆が助太刀する。
蛇はより一層激しく燃え、そのまま二人を焼き尽くしてしまった。
周囲の異変を感じた夫婦が目を覚まし、夫は息子を妻は老夫婦を見に行った。
息子の布団をめくると、放心状態で何かに怯えている。
話しかけてみたが、返事をしなかった。
老夫婦は何故か黒こげになって死んでいた。
体から煙があがり、部屋中に生き物の焼ける嫌な臭いが充満していた。



