「花ちゃん花ちゃん!」











ほぼ毎日会ってる私と花。











「どうしたの」











「准くんとね、」











昨日のことをひと通り話す











「いい感じじゃん。で、好きなの?」











もう、そればっかり…











「惹かれてるのは事実かな…」











「そっか。まあ私は応援するから。










傷つく茉優はもう見たくないけどね。」











「花、ありがとう!」











そう言って抱きつく











「暑いわばか!」











それでも受け止めてくれる花は本当にかわいい。










「そう言えば花は好きな人いないの?」











「んー、今はわからない。







大丈夫、1番に茉優に話すから」











「うん!待ってる!」










「あ、あと花火明日だって」











「了解!」








花の恋バナを聞く日も案外近い気がする。
















そしてその夜、










『茉優はどこ大目指してるん?』











「まあ中堅私大レベルだよ」








いつものように電話する。










『俺と一緒のとこ目指そうよ』











「無理だよ( 笑 )行きたい学部もないし」
















『俺がいるじゃん』










「なんなの( 笑 )」










平然を装うけれど心臓はうるさくて。











『とりあえず俺と一緒のとこ目指して勉強すれば第一志望受かれると思うし』












「ありがとう( 笑 )」










『おう( 笑 )










あ、あと明後日から電話出来んくなる』










「わかった」










なんでかなんて聞けなかった。









『まゆ絶対寂しいっしょ( 笑 )』










「そんなことないわ( 笑 )」










怖くて。