「えーっと、どこだー…あ!あった!」


 ゆみちゃんが指をさす。


 「水樹いいなー!端っこじゃん!あたしなんて真ん中…しかも啓汰と一緒の班だし!」


 「あ、本当だ!端っこ!」


 「お!林と一緒じゃん!林いいやつだよ!一緒の班とか羨ましい~。」

  
 「林のこと好きなの?」

 
 「まさか!んなわけない!」


 そういえばゆみちゃんの恋バナをきいたことがないなと思っているうちにチャイムがなった。