いざ。
身分証を提示し、お店に入った。
想像していたホストクラブの店内とは少し違ったが、それでも新鮮なところに心を少しだけ踊らせていた。
だが同時に緊張もすごくしていて、ヘルプに来てくれた子とは全然話せず。
程よく酔ったラスト間際。
「今日はずっと一緒にいようね」
耳元でこそっと言われた。
黙って頷いた。
送り出しで一旦外に出たが、少し待つと彼が来た。
今度はちゃんとラブホに連れてかれた。
でも、、私はその日女の子の日だった。
触ってくる彼にそのことを伝えたが、御構い無し。
なるようになれ、と。
今思い返すとその時の枕が、彼とした中で、1番幸せで、1番大切に扱われたと思う。
終わったあと、お風呂に一緒に入って、抱き合って寝た。
朝になって、私は友達に3限から行くと伝え、駅まで彼に送ってもらい、急いで帰った。