苦笑するリュータが、荷物からMP回復薬を取り出してひとつ手渡してくれる。
「先生って?」
飴玉のようなそれを口の中に放り込んだところで、レツが訊ねてきた。口の中でもごもご転がして、会話しやすい位置に押し込んでから再度口を開く。
「気分で出たり出なかったりするシャイなお茶目師匠だ」
「へえ」
詳細の説明は省くことにした。詳しく話したところで、腕輪が勇者の剣と一緒に安置されていただの勝手に飛来してきて手首に嵌まっただの信じられるはずもない。実際に同じ光景を見てきているリュータだからこそ、師匠が目の前に出てこなくともその存在を納得してくれたようなものだ。
「リュータ、ほとんど寝れなかったろ。集めてた枝は束ねて持ってきたけど、朝までもうしばらく休んでいくか」
「え、大丈夫だよ。ぜんぜん平気」
首をぶんぶん振って否定する様子は、明らかにこちらに何かを悟られないようにしている。まだ疲れてんだろうな。それならゆっくり進もうかと提案すると、それもまた大丈夫だからと拒否されてしまった。レツがにやにやと、こちらに耳打ちしてくる。
「先生って?」
飴玉のようなそれを口の中に放り込んだところで、レツが訊ねてきた。口の中でもごもご転がして、会話しやすい位置に押し込んでから再度口を開く。
「気分で出たり出なかったりするシャイなお茶目師匠だ」
「へえ」
詳細の説明は省くことにした。詳しく話したところで、腕輪が勇者の剣と一緒に安置されていただの勝手に飛来してきて手首に嵌まっただの信じられるはずもない。実際に同じ光景を見てきているリュータだからこそ、師匠が目の前に出てこなくともその存在を納得してくれたようなものだ。
「リュータ、ほとんど寝れなかったろ。集めてた枝は束ねて持ってきたけど、朝までもうしばらく休んでいくか」
「え、大丈夫だよ。ぜんぜん平気」
首をぶんぶん振って否定する様子は、明らかにこちらに何かを悟られないようにしている。まだ疲れてんだろうな。それならゆっくり進もうかと提案すると、それもまた大丈夫だからと拒否されてしまった。レツがにやにやと、こちらに耳打ちしてくる。
