特定の異性に気があるようなそぶりはなかった、というより時間があれば必ずユウジに会いたいと連絡してきていたこともあって今まで知りもしなかったが、リュータにも気になる異性がいるということか。
いつまでもこのままつるんでいるわけにはいかないんだろうなと、少しばかり手放しがたい思いにかられる。リュータが恨みがましい目を向けてきた。
「もう、てきとうに頷いてるだけだろユウジ……」
「バレたか。あ、オレ先に休んでいいか?」
「うん。疲れてるよね。いつもの時間になったら起こすから、おやすみ」
火の番をする時間を単純にレツ含めて三分割にしようとしない辺り、まだ少しはレツを疑っているのかもしれない。単純ですぐに人を信用してしまう彼らしくないが、ここまでの旅で自分が戦えなかったがために一人で戦闘をこなして気が張っているのだろう。
火に背を向けて横になる。彼らの楽しげな会話を背中に聞きながら、子供に親離れされる心境ってこんな感じなんだろうか、と胸の底にわだかまるもやっとした感情に溜め息を零した。
思えば長く一緒にいられたのは小学生の頃だけで、四年という微妙な年齢差のおかげでリュータとはすれ違ってばかりだった。
いつでも一緒にいたわけじゃない。今更彼に自分以外の親しい人ができたとしても、彼との関係は今までとほとんど変わらないはずだ。
……分かっちゃいるんだけど。感情の方は、うまくついていってくれないらしい。
いつまでもこのままつるんでいるわけにはいかないんだろうなと、少しばかり手放しがたい思いにかられる。リュータが恨みがましい目を向けてきた。
「もう、てきとうに頷いてるだけだろユウジ……」
「バレたか。あ、オレ先に休んでいいか?」
「うん。疲れてるよね。いつもの時間になったら起こすから、おやすみ」
火の番をする時間を単純にレツ含めて三分割にしようとしない辺り、まだ少しはレツを疑っているのかもしれない。単純ですぐに人を信用してしまう彼らしくないが、ここまでの旅で自分が戦えなかったがために一人で戦闘をこなして気が張っているのだろう。
火に背を向けて横になる。彼らの楽しげな会話を背中に聞きながら、子供に親離れされる心境ってこんな感じなんだろうか、と胸の底にわだかまるもやっとした感情に溜め息を零した。
思えば長く一緒にいられたのは小学生の頃だけで、四年という微妙な年齢差のおかげでリュータとはすれ違ってばかりだった。
いつでも一緒にいたわけじゃない。今更彼に自分以外の親しい人ができたとしても、彼との関係は今までとほとんど変わらないはずだ。
……分かっちゃいるんだけど。感情の方は、うまくついていってくれないらしい。
