レツがリュータの肩をつついて、人の悪い笑みを浮かべる。
「……リュータさあ、おまえ、ひょっとしてユウジのこと」
「なっ! ……んでもない。それ以上言ったら怒るよ」
「ははは、なるほどなー。勇者様にはとっくに好きなやつ」
「怒るって言っただろ!」
同い年くらいなら気も合うことだろう。あれほど声を荒らげるリュータというのもあまり見ない。珍しいなと驚きながら、ちょっと寂しいなどと思ってしまうのは、普段彼に懐かれすぎだからだろうか。自分とリュータの年が離れているのは今更のことで、嘆いてもどうしようもないのだが。
「ま、なんにせよ勇者様には時間はたっぷりあるだろうからな。ゆっくり口説いてけばいいんじゃねえ?」
「くど……か、考えてないよ、そんなこと」
「リュータなら大丈夫だって。ぜってーおまえの思う通りになるからよ。な、ユウジ!」
「ん? あ、ああ、そうだな」
話題はどうやら好きな子の話になっているらしい。がきんちょにしか見えなくとも、十五歳ともなれば同級生には彼氏彼女を持つクラスメイトもいることだろう。
「……リュータさあ、おまえ、ひょっとしてユウジのこと」
「なっ! ……んでもない。それ以上言ったら怒るよ」
「ははは、なるほどなー。勇者様にはとっくに好きなやつ」
「怒るって言っただろ!」
同い年くらいなら気も合うことだろう。あれほど声を荒らげるリュータというのもあまり見ない。珍しいなと驚きながら、ちょっと寂しいなどと思ってしまうのは、普段彼に懐かれすぎだからだろうか。自分とリュータの年が離れているのは今更のことで、嘆いてもどうしようもないのだが。
「ま、なんにせよ勇者様には時間はたっぷりあるだろうからな。ゆっくり口説いてけばいいんじゃねえ?」
「くど……か、考えてないよ、そんなこと」
「リュータなら大丈夫だって。ぜってーおまえの思う通りになるからよ。な、ユウジ!」
「ん? あ、ああ、そうだな」
話題はどうやら好きな子の話になっているらしい。がきんちょにしか見えなくとも、十五歳ともなれば同級生には彼氏彼女を持つクラスメイトもいることだろう。
