とはいえ何かしら策を弄することができるほどレツの頭の出来がいいとは思えない。裏表のなさそうな少年だ。大丈夫だろう、というのが個人的な意見である。
「おーい! ウサギ狩ったからメシこれ食おうぜー!」
話しているうちに随分遠くまで進んでしまっていたらしいレツが、体長一メートルはありそうな巨大なウサギの耳を掴んで振り回していた。いつの間に狩ったのか、レツの待つ平地まで急ぐ。
「オレ、ウサギ捌いたことねえわ」
「そうかあ? じゃあおれが切るから火起こしてくれよ。ユウジおまえ武器装備してねえし、魔法使いなんだろ?」
「そうだけどよ」
「あっ、あのねレツ、ユウジは、今ちょっと攻撃魔法が使えないんだ。ね、ユウジ」
「あー、いや……火くらいなら起こせるようになった」
「そうなの? いつの間に」
「えーとほら、野宿のたびおまえに火点けさせるのもあれだし、おまえが寝てる間にちょろっと。戦える人間は戦闘のためにMP温存しとくべきだろ」
「おーい! ウサギ狩ったからメシこれ食おうぜー!」
話しているうちに随分遠くまで進んでしまっていたらしいレツが、体長一メートルはありそうな巨大なウサギの耳を掴んで振り回していた。いつの間に狩ったのか、レツの待つ平地まで急ぐ。
「オレ、ウサギ捌いたことねえわ」
「そうかあ? じゃあおれが切るから火起こしてくれよ。ユウジおまえ武器装備してねえし、魔法使いなんだろ?」
「そうだけどよ」
「あっ、あのねレツ、ユウジは、今ちょっと攻撃魔法が使えないんだ。ね、ユウジ」
「あー、いや……火くらいなら起こせるようになった」
「そうなの? いつの間に」
「えーとほら、野宿のたびおまえに火点けさせるのもあれだし、おまえが寝てる間にちょろっと。戦える人間は戦闘のためにMP温存しとくべきだろ」
