カーブの先、岩陰から出てきた手に引っ張られて抱き寄せられる。リュータが血相を変えて駆けてくる、ということは、自分を今抱いているのは彼ではない。咄嗟に助けられたその人物は、
「落っこちるとこだったなー、大丈夫か?」
またしても十五歳くらいの少年だった。
少年の名はレツというらしい。世界中をあちこち見て回るため一人旅をしていると朗らかに笑う少年は、リュータと並ぶと身長も体格もほとんど同じだ。
このあたりに町はないか探していると言うレツにスマホのフィールドマップを見せてやると、目を輝かせて旅に同行したいと言ってきた。リュータは少々むくれていたが、パーティメンバーが増えるのは良いことである。
「じゃあレツ、ひとまず港町までの臨時パーティってことで」
「おう。ユウジだっけ、よろしくな!」
犬っぽいとはいえ比較的大人しいタイプのリュータとは違って、レツはどちらかというとガキ大将っぽい印象を受ける。しかし彼の背に乗っかっている武器は間違いなく大斧で、戦闘時はあれを振り回すんだろうなと思うと末恐ろしいガキ大将だ。持ち運ぶだけならともかく、自分ではあんなものを振り回して戦えそうにない。
「落っこちるとこだったなー、大丈夫か?」
またしても十五歳くらいの少年だった。
少年の名はレツというらしい。世界中をあちこち見て回るため一人旅をしていると朗らかに笑う少年は、リュータと並ぶと身長も体格もほとんど同じだ。
このあたりに町はないか探していると言うレツにスマホのフィールドマップを見せてやると、目を輝かせて旅に同行したいと言ってきた。リュータは少々むくれていたが、パーティメンバーが増えるのは良いことである。
「じゃあレツ、ひとまず港町までの臨時パーティってことで」
「おう。ユウジだっけ、よろしくな!」
犬っぽいとはいえ比較的大人しいタイプのリュータとは違って、レツはどちらかというとガキ大将っぽい印象を受ける。しかし彼の背に乗っかっている武器は間違いなく大斧で、戦闘時はあれを振り回すんだろうなと思うと末恐ろしいガキ大将だ。持ち運ぶだけならともかく、自分ではあんなものを振り回して戦えそうにない。
