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うおー! 成功した! 良かった!
あばよとかかっこつけて言い捨てといて魔法発動しなかったらどうしようかと思った!
いつもは本気でやらないだけで、自分はやればできる男なのだ。そう言って普段の自分の怠惰っぷりを棚に上げるのは得意技である。宿を出た時はまだ午前中だったのが、ひと騒動終えて気付けば深夜。生活の灯りさえ消えうせた夜の静けさをそろりそろりと歩きながら、なるべく音を立てずに宿に戻る。
部屋をノックすると、中からリュータがドアを開けて出迎えてくれた。そそくさと部屋の中に入り、速やかに扉を閉める。
「おかえり、ユウジ。遅かったね。何かあったの?」
「あー、えっとだな」
「……なんで荷物まとめてるの?」
リュータの質問に言い訳を考えながら、荷物をまとめ始める。しかし、いくら考えても誤魔化せそうな作り話は浮かんでこない。何せ、買出しに行くと言っておきながら何も購入できていないのだ。
加えて、薄汚れてあちこち小さな傷を作っている。
「ねえ、何かあったの?」
「……うっかり指名手配されててな、処刑だなんだって騒ぎになって、脱獄してきた」
腹を括って、正直に打ち明けることにした。こういう時の彼は勘がいい。たとえうまい言い訳を考えても、どうせ直ぐに見抜かれてしまうだろう。
うおー! 成功した! 良かった!
あばよとかかっこつけて言い捨てといて魔法発動しなかったらどうしようかと思った!
いつもは本気でやらないだけで、自分はやればできる男なのだ。そう言って普段の自分の怠惰っぷりを棚に上げるのは得意技である。宿を出た時はまだ午前中だったのが、ひと騒動終えて気付けば深夜。生活の灯りさえ消えうせた夜の静けさをそろりそろりと歩きながら、なるべく音を立てずに宿に戻る。
部屋をノックすると、中からリュータがドアを開けて出迎えてくれた。そそくさと部屋の中に入り、速やかに扉を閉める。
「おかえり、ユウジ。遅かったね。何かあったの?」
「あー、えっとだな」
「……なんで荷物まとめてるの?」
リュータの質問に言い訳を考えながら、荷物をまとめ始める。しかし、いくら考えても誤魔化せそうな作り話は浮かんでこない。何せ、買出しに行くと言っておきながら何も購入できていないのだ。
加えて、薄汚れてあちこち小さな傷を作っている。
「ねえ、何かあったの?」
「……うっかり指名手配されててな、処刑だなんだって騒ぎになって、脱獄してきた」
腹を括って、正直に打ち明けることにした。こういう時の彼は勘がいい。たとえうまい言い訳を考えても、どうせ直ぐに見抜かれてしまうだろう。
