とはいえこんな大きなものを持ち運んで旅などできようはずもない。
読んで覚えていられなさそうなところだけスマホで写メっとこう、とスマホをポケットから出したその時、アプリ通知のバイブ音が鳴った。
久しぶりのステータスガジェットからのお知らせだ。ステータスガジェットの画面最下部に、ゲームスタートのボタンが表示されている。
もしやマップの自動読み込みと同じ感じでこのゲームもアプリゲーっぽく読み込んで変換してくれたのか。早速ボタンをタップした。
「ほ……」
「ほ?」
「hogehogeQuest……」
「ほげ……?」
なんだよhogeって。何の専門用語なんだよ。プログラマーの常識わかんねえよ。響きの間抜けさに頬が引きつる。
画面いっぱいに表示されたタイトルロゴ。手抜きタイトルがでかでかと真ん中に陣取り、STARTの文字とCONTINUEの文字がフッターに並んでいる。
試しにSTARTを押してみると、たった今箱型テレビで見ていたものと同じプロローグが一文目から始まった。問題なく起動することを確認して、アプリを終了する。
「もうちょっと読み込んでおきたいところはあるけど、だいたい分かった。それより、早めにこの東国領内にある神殿を見たい」
読んで覚えていられなさそうなところだけスマホで写メっとこう、とスマホをポケットから出したその時、アプリ通知のバイブ音が鳴った。
久しぶりのステータスガジェットからのお知らせだ。ステータスガジェットの画面最下部に、ゲームスタートのボタンが表示されている。
もしやマップの自動読み込みと同じ感じでこのゲームもアプリゲーっぽく読み込んで変換してくれたのか。早速ボタンをタップした。
「ほ……」
「ほ?」
「hogehogeQuest……」
「ほげ……?」
なんだよhogeって。何の専門用語なんだよ。プログラマーの常識わかんねえよ。響きの間抜けさに頬が引きつる。
画面いっぱいに表示されたタイトルロゴ。手抜きタイトルがでかでかと真ん中に陣取り、STARTの文字とCONTINUEの文字がフッターに並んでいる。
試しにSTARTを押してみると、たった今箱型テレビで見ていたものと同じプロローグが一文目から始まった。問題なく起動することを確認して、アプリを終了する。
「もうちょっと読み込んでおきたいところはあるけど、だいたい分かった。それより、早めにこの東国領内にある神殿を見たい」
