水雹の神殿で無事に氷結魔法の奥義を入手し、魔王城に進んだ。
魔王との戦いは熾烈を極めたが、ただ単に強かったというだけで、特に何事も起こることはなく、あっけなく自分達の旅は終わってしまう。
「ユウ? 大丈夫?」
「あ、ああ。……ウリエル、今、何か、起きてるか」
「何かって?」
「……いや、なんでもねえ。オレの……気のせいだ」
流石に満身創痍だが、五体満足で全員生き残れたのはラッキーだったな。彼が笑みを見せる。
魔王戦の直後だ。自分も仲間たちも全力を出し切っていて、彼の些細な嘘などその時は気が付きもしなかった。
魔王は倒れた。やっと平和な暮らしに落ち着けるというのに、それからユウがこのまま魔王の城に住むと言い出したのには目を剥いた。
彼が言うには、レアな魔術書がこの城に山ほど眠っているかららしい。
城内に魔物のうようよしている魔王城は外から魔法で爆破解体してしまった方が良いような気もするが、魔王城の魔術書全てに目を通したいと言い張った彼に仲間たちは根負けして、魔物はしっかり片付けてから魔術書発掘に専念するようにと言いつけて各々故郷に戻っていった。
魔王との戦いは熾烈を極めたが、ただ単に強かったというだけで、特に何事も起こることはなく、あっけなく自分達の旅は終わってしまう。
「ユウ? 大丈夫?」
「あ、ああ。……ウリエル、今、何か、起きてるか」
「何かって?」
「……いや、なんでもねえ。オレの……気のせいだ」
流石に満身創痍だが、五体満足で全員生き残れたのはラッキーだったな。彼が笑みを見せる。
魔王戦の直後だ。自分も仲間たちも全力を出し切っていて、彼の些細な嘘などその時は気が付きもしなかった。
魔王は倒れた。やっと平和な暮らしに落ち着けるというのに、それからユウがこのまま魔王の城に住むと言い出したのには目を剥いた。
彼が言うには、レアな魔術書がこの城に山ほど眠っているかららしい。
城内に魔物のうようよしている魔王城は外から魔法で爆破解体してしまった方が良いような気もするが、魔王城の魔術書全てに目を通したいと言い張った彼に仲間たちは根負けして、魔物はしっかり片付けてから魔術書発掘に専念するようにと言いつけて各々故郷に戻っていった。
