彼によって竜の形に変わった炎が、扉に向かって一直線に突っ込んだ。氷は一瞬にして焼き尽くされ、足元には水一滴も零れ落ちない。
「よし、これで入れるだろ」
「ありがと、ユウ」
「気にすんな。ここ見るからに氷系統の魔物出てきそうだし、戦闘は頼むぜ火属性」
神殿内部に進むと、入って直ぐの真正面にいかにも次のフロアに進めますと言わんばかりの目立つ扉があった。
「開けちゃう?」
「トラップらしきものも見当たんねえな。開けたらいきなり矢が飛んできたり魔物が跳び込んできたりするかもしれねえぞ」
ユウの忠告は開けるなという意味ではない。彼がもし扉を開けるのはまずいと考えたなら、そのまま扉は開けるなと告げることだろう。開け方には気を配れってことかな。
扉に身体を寄せて、ノブを握る。この開け方であれば扉自体が盾になって、万一矢が飛んできてもまともに食らうようなことはないだろう。
「開けるよ」
「おう」
扉を開く。開いたところからトラップや攻撃なんかは吹き出してこない。
「よし、これで入れるだろ」
「ありがと、ユウ」
「気にすんな。ここ見るからに氷系統の魔物出てきそうだし、戦闘は頼むぜ火属性」
神殿内部に進むと、入って直ぐの真正面にいかにも次のフロアに進めますと言わんばかりの目立つ扉があった。
「開けちゃう?」
「トラップらしきものも見当たんねえな。開けたらいきなり矢が飛んできたり魔物が跳び込んできたりするかもしれねえぞ」
ユウの忠告は開けるなという意味ではない。彼がもし扉を開けるのはまずいと考えたなら、そのまま扉は開けるなと告げることだろう。開け方には気を配れってことかな。
扉に身体を寄せて、ノブを握る。この開け方であれば扉自体が盾になって、万一矢が飛んできてもまともに食らうようなことはないだろう。
「開けるよ」
「おう」
扉を開く。開いたところからトラップや攻撃なんかは吹き出してこない。
