あの空を君と描けたら

次の日もやっぱり諦めきれず美術室に行く。


佐久真先輩はいつも通り絵に集中していた。


「佐久真先輩!こんにちは!」


そう異変に気づかれないように接した。


「…よ。」


昨日と変わらない挨拶。