多分だけど先輩は覚えていない 「…佐久真先輩ってのやめて?」 「一応先輩なんですから!」 「俺堅いの嫌い。」 そう言って自分の描いていた絵に目を向ける。 そこには夕日が沈む広い林の道を歩く1人の女性。 先輩が描く絵はいつも綺麗だった。 「凄い絵を描いていますね!今回のテーマは?」