【短】LOVE OR HATE






抱きしめてみた水城は

見た目以上に小さくて、細くて。


こんな小さな体で

必死に頑張ってたのかと思うと…


すげぇ、愛しい。




「…もう、好きなんだけど」





俺は、無意識のうちに呟いていた。





………って、は?

俺、今、なんつった??




……っ!!!


自分が呟いた言葉を思い出した途端

かぁっと熱を持った顔。


そして、それと同時に



「えぇええ!!!!???」



なんて大声とともにガバっと顔を上げた水城と

バッチリと目が合った。




「ぅわっ、馬鹿、見んなっ」




自分が言った言葉が恥ずかしくて

そんな自分を水城に見られたことが

もっと恥ずかしくて。



俺は慌てて水城の頭を押さえ

下を向かせる。



うわー…っ

はずっ!!!!!