「佐伯くん!
超カッコイイ!!」
「佐伯先輩やばいです!!」
水城たちが、無事に優勝を決めたあと。
救護コーナーで片付けをしていたら
何故だか人だかりが出来ていた…
正直、超うぜ―んだけど。
そんな俺の心を読み取ってくれたのか
「あなたたち、暇ならもう帰る!
救護係りは疲れてるんだから
迷惑かけないで!」
保健の先生が叱ってくれた。
そうしてやっと人がいなくなり
片付けも終わり
帰るため教室に荷物を取りに行ったら…
ガラッ
「えっ…」
そにいたのは
紛れも無く水城。
「居た―――っ!!」
は!?
俺を見るなりそう叫んだ水城に俺は目を丸くして
なぜだか知らんが
教室を出ようとしてしまった。


