好きな人のはなし


 行為が終わってもハルはずっと私を抱きしめてくれていた。ハルの心臓の音が一定のリズムを保って伝わった。生きていることをリアルに感じされられる。骨の角張った温かい手をぎゅっと握った。

 「ハル…寝ちゃった?」

 返事はないがハルは綺麗な寝顔を見せている。今更ながら顔が整っている事を見せつけられた。閉じたまぶたにうっすらと二重の線が見える。鼻も高く唇も薄い。失礼かもしれないけど女ウケの良い顔だと思う。なのに男らしくガサツで不器用なハル。

 きっと私はハルが思っている以上にハルの事が好きだ。これからもずっと一緒にいたいと思う。そう思えるのは全部ハルのおかげ。私たちはもうお互いに離れられなくなる位に想い合っていて、こうして腕の中にいれる事が幸せの現れなんだと確信している。

 決して見た目だけの話じゃない。ハルは面倒見が本当に良くて私の妹とも仲が良い。聞き上手な上に話し上手。いつも思ってる事をきちんと言ってくれるし、助けてくれる。私のヒーローだ。好きが溢れてキャパオーバーしそうになるけれどそれほど私の彼に対する愛は深く、大きいのだ。