騒がしくなった先を見たら、翔がいた。

「し、翔?」

「は?何で光いんだよ」

「ダチの彼女の高校だから。しかも翔、何で車イスなんだよ」

「しょうがねぇだろ。俺は身体障害者なんだから。事故に遭って右手以外動かねぇんだよ!」

翔は暴れ始めた。

「翔、俺がおぶってるヤツも翔と同じで右手以外動かねぇんだよ!もう兄貴に親友にも暴れられたら俺の心が持たねぇんだよ!」

俺は持病の発作を起こした。

「光、今日はお前の親父呼んで帰るぞ」

「バイク・・・」