――― ―――――― ――――――――――― なぜ、今ここにいるのか不思議に思いながら懐かしい君の横顔を一目みて、再び歩き始める。 声なんてかけられない。 かけたところで、戸惑った顔をさせるのは分かりきってる。 だって、彼は私のこと知らないから。 中学を卒業してから2年。 もう2年経ったんだ。 君を想うのをやめたはずなのに。 やっと忘れようと思うことができたのに、な……。 困るよ。 「……っ」 視界がぼやける目を慌てて拭う。 なんで涙なんか。 なんで──。 「まって!」