いつも見慣れた、
でも最近になって見るだけで精一杯の顔をした彼が言った。

「えっ!?」


呆気ない返事にビックリしてしまう。これってもしかして「両想い」だったってこと?
ってことは付き合え…


「やっぱ俺ら最高な!永久不滅の幼馴染!!んな!!」

あっ…
不意に零れそうな雫を必死に堪えた。


期待した自分を1回殴りたくなった。嘘、1回だけじゃない何回も。

自分だけの一方通行。

「止まれ」も何も無い。

ただただ終わりの見えない道を進む
私の「好き」