「それじゃあ。テストを返すぞ〜」



ついに来てしまった……。
先週行われた学年末テストの返却日。




正直今回のテストは体調も悪くて、全然テスト勉強出来なかった。




結果も、ダメダメなんだろうな……




ついこの間お母様と、お父様には

『これ以上成績を落とすなら家を出て自立しろ』

って言われてしまった……



これ以上落としたら絶対に次こそ家を追い出されてしまう。




私の家は、


母は、都内の有名私立高校なん校かの経営をしていて、


父は、都内の超有名大学病院の医院長をしている。



かつ、



私の姉は、アメリカの有名な大学に留学していて、


妹は、頭のいい私立中学校に通っている。





ゆういつ、私だけ極ふつーの市立高校に通っている。




まぁ、周りの友達は頭いい学校って言ってるけど……実際どう何だか……



でも、私はこれ以上成績を下げたらまずいし、もっともっと成績を上げて頭のいい有名大学を確実に出ないと…







「……かっ!………かぐ……せい……!神楽坂星歌っ!!」




はっ!



「はいっ!」





「神楽坂はいったい何回呼べば気づくんだか……はぁ……」




先生が呆れたようにいう。





「すいません」





スッ。




先生からテストの結果を受け取ると即座に席に戻った。







ドキドキ。







どうか、成績かさがってませんよーに!!






ペラっ。




















成績は、500満点中の









なんと、455点!!







ハァッ。よかった……




ぎりぎり下がってはなかった…





きっとこのくらいなら大丈夫…………