この想いがキミに届くまで。

次々と吸い込まれるように入っていくシュート。


「すごい・・・。かっこいい・・・」



思わず出てしまった言葉に、先輩がニヤッと笑って言った。



「ちなみにね、男ハンはイケメン率が高いんだよ。んー、イケメンっていうより華があるっていう感じだけど」



と、そのときだった。




バンッ!!




ゴールの淵に当たって勢いよく飛んでくるボール。




「危ない!!」




痛いのを覚悟して目をギュッと閉じたのに、いつまでも衝撃はなかった。


そっと目を開けると、マネージャーの先輩がボールをキャッチしていた。




「ちょっと颯斗くん!? 危ないじゃんか! どーせ、見学来てるからちょっとカッコつけたんでしょ!」




ボールを投げ返しながら言う先輩。





「違うって! マジほんとごめん!怪我ない?」




その声は、さっきの『危ない!!』と同じだった。




「あ、大丈夫です。気にしないでください」



私がそう言うと、「ほんとごめんな」と言って戻っていった。




「マネージャーって、何するんですか?」




「んーっとね、さっきみたいにボール拾ったり、部員の水用意したり、部費集めて買い出し行ったり、大会の前日は準備したり・・・かなぁ」




「大変そうですね・・・。ねぇ?瑠奈。・・・瑠奈?」





美優の声にハッと我に返った。




「え?あ、うん、そうだね」



「ちょっと瑠奈どうしたの?」



「な、なんでもないよ」




「ふふっ。もしかして〜颯斗くんのことが気になる?」




へっ!!!?




「ち、違います!!」