「美優はフレンドリーだからいいじゃん。私なんて、自分から話しかけるのもダメなのに」



そう、私は昔からものすごい人見知りをする。



今までできた友達はみんな話しかけてくれた子ばかりだ。




「瑠奈なら大丈夫だよ! せっかくJKになったんだし、ちょっとキャラ変えてみたら?」




「キャラを変えるって・・・どんなキャラにするの?」



「んー、明るくてよく笑うキャラ! 瑠奈がよくやる愛想笑いはダメだよ?」


「えー・・・」


「えーじゃない! せっかく新しい学校に入って、知り合いもそんなにいないんだから。ね?」


美優の言うことは正しくて・・・



私は何も言えなかった。



「・・・わかった」



「よし! じゃあ雨も止んだし、部活見学行こ!」



「うん!」