「春凪!ずっと、ありがとな。
俺が柚香と付き合えたのは絶対にお前のおかげだ。幸せにするし幸せになる。だからさ、春凪も秋夜と2人で幸せになれよ。」

私は驚いて、何も言えなかった。
気づいたら涙が出てたみたいで
慌てた柚香がハンカチを持って駆け寄ってきた。

「春凪、まだ泣くのは早いからね?
メイク落ちちゃうから我慢ね。
私、頑張り屋さんで、強くて、お姉ちゃんみたいで、そんな春凪が大好きだよ。」

私の涙を拭きながらそんなことを言ってくれる柚香。そんなふうに思われてたってこと、初めて知って凄く嬉しい。