ひゃ〜〜!!緊張するっ…


「相変わらず美味しい…」

コーヒーを一口飲み、うっすらと口角を上げる。
クールな印象の副社長が、さりげない感じの笑みを浮かべると破壊力がヤバイ…


「ありがとうございます!」

しかし…
なぜこのイケメン副社長が私をここへ?

この雰囲気からして…
やらかした訳ではなさそうだよね…?


「…あの…なぜ、私を……?」


「ああ…」


視線をコーヒーからこちらに向ける。

ただでさえドキドキしてるのに…そんな綺麗なお顔で見つめられると…
心臓が飛び出そうっっ!



「……君が気になって仕方ないんだよ…」



……え?



「あの…それはどういう…」


「言葉通りだよ。君が気になってるんだ」


私が気になる…?


「…私が…ですか?」

「あぁ」


きっぱりと言い、穴が開きそうなくらい視線をこっちに向ける。

「気になるとは…その…どういう意味でしょうか…?私の仕事振りが悪いという意味で…」


「違う」

「え…?」

「仕事振りが悪い訳じゃない。君自身が気になる。…君に興味があるって言った方が分かりやすいか…」


私に興味がある…??


「回りくどい言い方は苦手だ。単刀直入に言う。…俺と付き合って欲しい。」



…へ?


はいっっっ!?!?