1年ぶりにした線香花火はとてもキラキラと輝き特別に感じた。


「比菜ちゃん、あのね!今度はあれやろ!」

「うん、そうだね。」


先輩の家に2人の従兄妹が来ていて

1人は小学3年生の海人くん
もう1人は小学1年生の鈴ちゃん。


「ごめんね、比菜ちゃん。鈴を任せっきりにさせちゃって。」

「大丈夫です、楽しいですから。」


鈴ちゃんは走って家の中に入ってしまった。


「あー、俺も線香花火やろうかな、」

「キラキラして綺麗ですよ、これ毎年やらないと夏じゃないです。」

「…昨年もしたの?」