いつの間にか寝てしまっていたのか
目が覚めたら既に20時を過ぎてきた。


また1日を無駄にしてしまった。


せっかくの夏休みなのに何もしていない。


沙月の死からまだ3ヶ月しか経っていない。
いや、もう3ヶ月経ったんだ。


気持ちに整理がついていけてない。


どうしたらいいのか分からない。


「そろそろ買い物行こうかな、」


そう思い外に出たら、蒸し暑く少し暑さが和らいだ程度。


15分程歩いたらスーパーがある。


昼間暑いせいか夜に買い物に来る人が多い。


「あれ、比菜ちゃん?…うわ、偶然。」


スーパーから出てきたのは水谷先輩だった。